よくわかるレスベラトロール基本のキ

脳を元気にする

ここでは認知症に対するレスベラトロールの効果や働き、メカニズムについて解説しています。

科学的な裏付けがあるレスベラトロールの脳への効果

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レスベラトロールの効果というとサーチュイン遺伝子の活性化ばかりが注目されていますが、最近の研究ではそれ以外の効果についても次々と明らかになっています。

その一つがアルツハイマーなどの認知症に対する働きで、レスベラトロールを摂取することで認知症の予防や症状軽減の効果があることがわかってきました。

名古屋市立大学・岡嶋研二教授のマウスを使った実験によれば、レスベラトロール含有量の多い赤ワインを3週間飲ませプールに入れてゴールの位置を学習させたところ、赤ワインを飲んでいないマウスと比べ、日を追うごとにゴールまでの到達時間が早くなることがわかりました。

赤ワインを飲ませたマウスを調査すると記憶・学習をつかさどる脳の海馬と呼ばれる部分の神経細胞が飲まないマウスの2倍になっていたと言います。

これは赤ワインに含まれるレスベラトロールが胃の知覚神経を刺激し、それが脳の海馬の神経細胞を再生。認知機能を向上させる物質が増加して脳の機能が改善されたと考えられます。

これまでもフランス・ボルドー大の疫学調査で赤ワインを1日に400ml飲む人は、飲まない人に比べ認知症の症状が出にくいということがわかっていましたが、岡嶋教授のマウス実験はこれを科学的に証明したかたちになります。

また、レスベラトロールはアルツハイマーの原因の一つとなっているβアミロイドペプチドの分解を促進する作用があると言われています。

アルツハイマーは脳内にたまったβアミロイドペプチドにより神経細胞が変化・脱落することで脳が萎縮して発症します。レスベラトロールを摂取すればアルツハイマーを予防したり進行を遅らせる効果が期待できるというわけです。

マウス実験では白ワインでは効果が得られなかったということなので、脳を元気にするのはやはりレスベラトロール濃度が高い赤ワインということになります。

ワイン好きの人なら1日400~500mlの赤ワインを飲むのもよいですが、高齢者やお酒を飲めない人には厳しいでしょう。そうした場合はサプリメントを活用してレスベラトロールを摂取することをおすすめします